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クルマのOS世界競争「生き残るのは欧米中の3方式」
ネット・IT 自動車・機械 コラム(テクノロジー) 自動運転 科学&新技術
2020/5/13 2:00
2034文字
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独フォルクスワーゲンが2019年11月に量産を始めたID.3。新開発の車載ソフトウエア基盤「vw.OS」を搭載する(出所:フォルクスワーゲン)
「(独フォルクスワーゲン=VWが開発した)『vw.OS』などに代表される(車載ソフトウエア基盤=OS)『ビークルOS』は世界で3方式しか生き残らないだろう」。自動車部品のメガサプライヤー独ボッシュの子会社で開発ツールなどを手掛ける独イータス社長のフリードヘルム・ピッカード氏はこう指摘する。
フリードヘルム・ピッカード氏(撮影:日経Automotive)
vw.OSは独フォルクスワーゲン(VW)が2019年11月に量産を始めた電気自動車(EV)「ID.3」から搭載が始まった。ゆくゆくはVWグループの全ブランドに展開するほか、外販も視野に入れる。

■機能別だったソフト統合
ビークルOSは、新しい電気/電子(E/E)アーキテクチャーを前提とする。これまでは車両制御、ボディー、先進運転支援システム(ADAS)、車載情報システム(IVI)といったシステムごとに、電子制御ユニット(ECU)やソフトウエアが分かれていた。自動車各社は今後、可能な限りECUを統合し、ソフトウエアも一本化する方向である。
具体的には、外部システムとの連携を可能にする「API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)」を境にソフトウエアを上層と下層に切り分ける。上層は機能層で、下層の違いを意識することなく、APIを通じて機能を実現する。下層がvw.OSなどのビークルOS層になる。例えば、下層のvw.OSが共通でも上層の機能層を変えることで車両ブランド間の独自性を保つ。