日産自動車(株)【7201】の掲示板 2018/11/23

東京・元麻布。２２日に日産自動車の会長を解任されたカルロス・ゴーンが日本での住まいとしていた高層マンションがそびえ立つ。高層階になるにつれて厚みを増す特徴的な外観を持ち、芸能人も暮らす典型的な“億ション”だ。賃料が月３００万円を超える部屋もあり、居住者だけが利用できる地上約１００メートルの屋上スペースからは、東京の夜景を一望できるという。
　「高給をもらいながら、一定の水準以上の家賃まで会社が全額負担するのはおかしいという意見もあった。だが“社長公邸”ということであきらめていた。今更、海外で似たような話があっても驚かない」

　社内事情に詳しい日産ＯＢは打ち明ける。

　レバノンのベイルート、仏パリ、米ニューヨーク…。世界の一等地に構える住宅について、ゴーンは家賃を日産に負担させていたという。日産幹部は「国内マンション（の家賃）を払うのはいい。だが、フランスのマンションも（ゴーンが最高経営責任者＝ＣＥＯ＝を務める）仏ルノーが払わず、なぜ日産が払っているのか。そこにゆがみがある」と吐き捨てる。
事件発覚後、不満は一気に噴き出した。「ゴーンは自分の家族が使うものを含め、あらゆる費用を日産に負担させていた」（幹部）と憤る声も上がる。

他の自動車大手の幹部は「提携は（双方にメリットがある）ウィンウィンでなければならない」と指摘するが、日産からみると、一方的に利益を吸い上げられている構図だ。