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ライフネットが生命保険の新時代の勝ち組になることは間違いない。
時価総額は、遅かれ早かれ1兆円を確実に超えるだろう。

ただねえ、それでいいのかなあ、という気持ちがあるんだよね。
なぜ、ライフネットが伸びるかというと自分で保険を判断する人が一定割合存在するからだ。
そして、証券でも保険でも自己責任が絶対正義として認識されている。

しかし、証券ではSBIが低価格を提供しても証券人口の増加に全く貢献していない。
保険でも同じことが確実に起きるだろう。

ライフネットの収益がいくら増えても日本全体の保険加入者は減ると思う。
なぜかと言うと、背中を押す保険おばちゃんがいなくなるからだ。
保険というのは、自己責任で済む商品ではなく、万一の場合に被害者や家族を守るセーフティネットだ。

人口を増やすには、子育ての援助よりは、お見合いおばちゃんが百倍有効だ。
同じように、保険おばちゃんを追い出したら本当に必要な人が保険に加入しなくなる。

ライフネットは、10年後、保険業界のリーダーの一角になるだろうから、自社だけじゃなく、保険業界全体を考えて保険の普及活動を進めないといけないと思うね。