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オリックス生命の契約が大きく伸びている。
ライフネットが1年で16.9万件から20.2万件と3.3万件伸ばしたのに対して、オリックスは178.3万件から213.9万件と35.6万件、件数で10倍以上伸ばしている。

商品内容はほぼ互角だ。
ライフネットの方が安い部分もあるが、誤差の範囲だ。
違いはライフネットがネット生命であるのに対して、オリックスは国内主力銀行を窓口として使っている点だ。
東京三菱・三井住友・広島・福岡銀行と錚々たるメンバーが揃っている。

どちらも赤字でライフネットが22.5億円、オリックスが196億円の赤字だ。

わたしはライフネットの方に軍配を上げる。オリックスの戦略は、まず数を取る、という孫正義流だろうが、yahooやSBI証券なら数を取れば、あとは顧客が勝手に収益を落としてくれる。
しかし、福岡銀行や三井住友で保険を契約した人は次も窓口を希望するのではないか。
銀行は商品がいいだけでは取り扱わない、それなりの手数料を払ってくれないと保険という社員への勉強会と顧客への説明に時間のかかる商品は受け付けない。
銀行への手数料は契約額の3~5%、1000万円の保険で30万円くらいが相場だ。
ここを削って安い保険料を実現したのがライフネットで、オリックスは従来通り、高いコストをかけて安い保険料を提供している。

オリックスもライフネットも責任準備金が保険料の40%くらい、商品性格も同じなら保険金支払いも同じくらいになるだろう。
事業費はオリックス生命がライフネットの10倍以上、ここが決定的に違う。
オリックスは契約の伸びに事業費が比例する。
ライフネットは契約が伸びても事業費が比例しない。

ライフネットは責任準備金を加えて契約が30万件を超えると収支は均衡するだろう。
中期経営計画よりは遅いが、黒字化以降は着実に業績を伸ばしてくると思う。
保険はやはりネットではなく、窓口での相談が圧倒的に多いのでこれからもオリックスが件数を伸ばしてくるのは間違いない。
しかし、収益から見ると高コスト低収益契約多数のオリックスと低コスト低収益契約少のライフネットは互角の勝負になると思う。