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チャート&データ、不安な二重の「三尊天井」(市場点描)
2019/08/15 日本経済新聞 朝刊 17ページ 366文字 PDF有 書誌情報


 日本株に二重の弱気サインが点灯している。日経平均株価は7月に高値を付けた後に急落し、足元は6月の安値(2万0408円)近くまで下げている。今後この水準を下回ると、3月、4月、7月と3度のピークを付けたことになり「三尊天井」が完成する。上昇が3度もはね返され、買いのエネルギーが尽きた状態を指し、チャート分析上は株価の調整が続く公算が大きい。
 日経平均の値動きをさらに長期でみると、4月の高値は2018年1月、同年10月の高値に続くピークであり、大きな三尊天井を形成しつつある。これを踏まえると、今後株価が2万0408円を下回った場合、「短期的には1万9600~1万9860円まで下落する可能性がある」(SMBC日興証券の吉野豊チーフテクニカルアナリスト)。下値として18年12月の安値(1万9155円)も意識する必要がありそうだ