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日本タングステン(株)【6998】の掲示板 2020/10/20〜2024/06/20

 確認と言うことで

 2024年5月23日

理化学研究所
日本タングステン株式会社
埼玉大学

波長228nmのfar-UVC LEDで高効率動作を実現
-人体に無害安全な波長でウイルス不活化光源の実用化に前進-

理化学研究所(理研)開拓研究本部 平山量子光素子研究室の平山 秀樹 主任研究員、ムハマッド・アジマル・カーン 研究員、藤本 康平 研修生(埼玉大学 大学院理工学研究科 博士前期課程)、鹿嶋 行雄 テクニカルスタッフⅡ(研究当時)、日本タングステン株式会社開発技術センターの祝迫 恭 センター長、牟田 実広 研究員、埼玉大学 大学院理工学研究科の矢口 裕之 教授らの共同研究グループは、人への安全性とウイルス不活化の効果がいずれも高い波長228ナノメートル(nm、1nmは10億分の1メートル)のfar-UVC(遠紫外)LED[1]の高効率動作に成功しました。

本研究成果は、人の往来する環境でも利用できるウイルス感染症予防対策用の光源としての活用が期待できます。

共同研究グループは、人の皮膚や目に対する安全性が高く、また、コロナウイルスなどのウイルス不活化効果が極めて高い、far-UVC LEDの高効率動作をサファイア基板[2]上で作製することに成功しました。また、サファイア基板上としては世界最高効率となる外部量子効率[3]0.32%を実現しました。さらにLEDを多数集積したLEDモジュール[4]において、放熱による動作温度の低減を行い、パルス動作における概算値約70mWの出力を可能とする230nm far-UVC LEDモジュールを実現しました。

本研究は、科学雑誌『Physica Status Solidi A』オンライン版(5月23日付:日本時間5月23日)に掲載されます。

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