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日本アンテナ(株)【6930】の掲示板 2019/08/19〜2020/06/24

19年1~3月(10%減)から回復した。インテルのボブ・スワンCEOは「クラウド企業が戻ってきた」と先行きへの期待感を示す。
後押しするのは深層学習などデータセンターの高機能化に加えて、韓国や米国で商用化が始まった5Gだ。5Gでデータ量が拡大すればデータセンター需要は増す。アマゾンなどは高性能半導体の購入を増やしている。
5G時代はスマホなどの頭脳となる演算用半導体も性能向上が必要となる。5Gスマホの頭脳を担う半導体を生産する台湾積体電路製造(TSMC)の7~9月期の純利益は前の四半期比5割増だった。黄仁昭・最高財務責任者(CFO)は「来年に本格的に立ち上がる5Gに向けて、この数カ月で顧客からの需要が盛り上がっている」と説明。19年の設備投資額を従来計画から40億ドル引き上げ140億~150億ドルとした。
半導体市場全体の約3割を占めるメモリー半導体市況もNAND型フラッシュメモリーを中心に価格下落に歯止めが掛かってきた。
ただ各社の業績は「半導体スーパーサイクル」と呼ばれた18年の水準にはまだ遠い。10社合計の7~9月期の純利益額はピークだった18年7~9月期と比べると約6割の水準にとどまる。DRAMを手掛けるマイクロン・テクノロジーが20年8月期の設備投資を前期と比べ減らすなど先行きに慎重な見方はなお多い。設備投資に積極的なサムスンも、需要増は「貿易摩擦を背景に顧客が在庫を積み増していることが要因」と指摘する。
集計対象はサムスン、TSMC、インテル、エヌビディア、ブロードコム、テキサス・インスツルメンツ、マイクロン、SKハイニックス、アナログ・デバイセズ、アドバンスト・マイクロ・デバイス。一部市場予想含む。
(増田咲紀、シリコンバレー=佐藤浩実)