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(株)エヌエフホールディングス【6864】の掲示板 2020/12/13〜2021/05/14

東電、蓄電池をAI制御 家庭向け太陽光の普及後押し
2021/1/22 21:10

東京電力ホールディングスは月内にも、人工知能(AI)が蓄電池を制御する家庭向けシステムを発売する。蓄電池の充放電を効率化することで、太陽光発電の自家消費を2割増やし、電気料金を年1万円以上削減する。2050年に温暖化ガス排出を実質ゼロにする政府の目標を受け、再生可能エネルギーの普及を後押しする。本業の電力小売りの成長が見込めないなか、新規事業として育成する狙いもある。

東電グループのエナジーゲートウェイ(東京・港)が蓄電池メーカーと組み、太陽光パネルを設置する全国の住宅にシステムを提供する。住宅に設置するセンサーを使い、電力使用量や蓄電池の容量、太陽光発電の発電量、気象データなどを分析して、電力需要に合った最適な供給方法を導き出す。蓄電池の充放電を制御することで太陽光の自家消費量を増やす。

蓄電池をAIで制御するシステムとしては、伊藤忠商事が18年から同社の蓄電池のサービスとして開始している。一方、エナジーゲートウェイは幅広いメーカーの蓄電池に同システムを提供していくことで、競合との差別化を図りたい考えだ。

矢野経済研究所(東京・中野)によると、世界の定置用蓄電池の出荷量は26年に約12万メガワット時と19年比で8倍となる。世界で急激に進む脱炭素を受け、蓄電池市場は予測以上に伸びる可能性がある。