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TDK(株)【6762】の掲示板 2020/08/01〜2021/02/16

●全固体など次世代電池が地球を変える日

現在、EVなどの基幹部品として動力の中枢を担う2次電池としては
リチウムイオン電池 が主流となっている。
これは正極材、負極材、セパレーター、電解液の4部材で構成され、
正極と負極をリチウムイオンが移動することで充電や放電を行う
メカニズムとなっている。

ただ、リチウムイオン電池は軽量で高電圧・大容量という特長はあるものの、
EV向けとしては航続距離の問題や中にある電解液が可燃性で安全面に難題を
抱えている。
そこで、次世代電池の最右翼として全固体電池 などが注目されている。
全固体電池は現行のリチウムイオン電池の電解液の部分を固体材料に変え、
すべての部材が固体で構成されることで最も大きな課題であった発火リスク
を解消できる強みを持つ。
また、積層化が容易なためコンパクト化しやすく、電気貯蔵能力の高さや
電池寿命の長さなどでも優位性を持っている。
全固体電池の市場規模は35年に2兆7000億円前後まで拡大するとの試算もある。

この全固体電池を筆頭に、リチウム硫黄電池、空気電池、バイポーラ電池、
コンバージョン電池、クレイ電池といった有力な次世代電池候補がひしめく。
再生可能エネルギーやEVが本格的に普及する過程で、電池関連株に対する
マーケットの注目度も漸次高まっていくことは必至といってよい。