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シャープ(株)【6753】の掲示板 〜2015/04/27

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Memories 売りたい 2013年9月6日 21:52


 6日の東京株式市場は5日ぶりの反落。終値は前日比204円安の13860円81銭と節目の1万4000円を割り込んだ。今夜の米雇用統計や、週末の2020年五輪開催地決定といった重要イベントを控えて利益確定売りが一部出たほかは完全に様子見ムード。20営業日連続で売買代金が2兆円を割る薄商いのなか、唯一の大きな材料がNTTドコモによる米アップルのスマートフォン(スマホ)「iPhone」発売報道だった。ただ、ドコモが小幅高にとどまった一方、ソフトバンクとKDDIの競合2社も売り込まれる展開にはならなかった。株式市場で米アップルの神通力が陰りつつあることが浮き彫りになった。

 NTTドコモの株価は朝方に買いが優勢となり一時、前日比4%高となったが、結局1%高の16万500円で引けた。「(契約者の他社への流出という)止血はできるだろうが、シェア拡大にはつながりにくい」(大和証券の高橋卓也日本株シニアストラテジスト)と買いの勢いが続かなかった。ドコモが注力する米グーグルのアンドロイド端末に比べ、iPhoneは通信会社にとって粗利益が小さいとされるほか、通信料金の引き下げ競争につながる可能性も大きい。ドコモの株価が伸び悩んだ背景には、短期的には業績にマイナスに働くとの懸念があるようだ。

 一方、競合2社の下げも限定的だった。iPhoneの販売で一番乗りを果たしたソフトバンクは一時3%安まで下げたが、終値は2%安の6380円。KDDIも一時3%安となったが、その後は一時1%高と上げに転じる場面もあり、ほぼ変わらずの4895円で引けた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の田中秀明シニアアナリストは「KDDIのiPhone利用者は固定通信とのセット割引で選ぶケースが多く、ドコモ参入による顧客流出は限定的」と指摘する。各社が6日午後に発表した8月のMNP(番号持ち運び制)による契約者転出入も、KDDIとソフトバンクで転入超が続く半面、ドコモが大幅な転出超となり、iPhone報道による株価影響を和らげた側面もある。

 この日の株式市場では、アップルと競合する携帯電話メーカーのうちシャープや富士通が下げたものの、ソニーが上昇したほか、韓国でもサムスン電子が上昇した。iPhoneが消費者に圧倒的な支持を受け、かつては株式市場に大きな影響力を持ったアップルだが、アンドロイドの世界シェアが7割に達し、昨秋発売の新製品「iPhone5」が伸び悩むなか、絶大な存在感はなくなりつつある。同社が10日に発表するとされるiPhoneの新機種で、再びその存在感を取り戻せるかが注目される。

日本経済新聞 2013/9/6 17:02
http://www.nikkei.com/markets/features/30.aspx?g=DGXNMSGD0601X_06092013000000