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シャープ(株)【6753】の掲示板 〜2015/04/27

>>143947

昨日紹介したサイトにこんなページがありました。

http://tamugon.blogspot.jp/2012/12/sharp-tv-jigyou-honhai-saikenn.html

シャープのテレビ事業をホンハイが再建(6)
ホンハイは、赤字であった旧シャープ堺工場に出資、テレビ事業の経営改善に乗り出した。ホンハイが経営に乗り出してから、黒字に転換。ホンハイとシャープとの経営力の違いが、数字になって現れている。

シャープの決算時に、現在の工場稼働率であれば、減損損失を計上する必要がないため、赤字は激減していたであろう。

シャープとホンハイ提携難航の理由を見てみると、政治的な理由や株価の低迷などが背景としてあったようだ。その間に堺ディスプレイプロダクト(旧シャープ堺工場)の改善は着々と進んでおり、ホンハイが経営に関与後に黒字化を達成している。2012年11月22日の日経新聞2面にその内幕が書かれている。


ホンハイが元ソニー子会社の社長を派遣
「ひとつよろしく頼みます。」小さな体にダボっとしたダブルのスーツ。チョビひげに色つき眼鏡。7月、堺ディスプレイプロダクト(SDP=旧シャープ堺工場、堺市)に出資したホンハイ精密工業が送り込んだ男は、人なつこい笑顔を浮かべた。
ホンハイ(鴻海)が送り込んだ人材の容姿であるが、かなり特徴的なようだ。その経歴や国籍について見てみると、ホンハイは適材の人間を送り込んだようだ。

「なんや、日本語うまいやん」。台湾からの「進駐軍」に身構えていたシャープ側の社員は拍子抜けした。うまいはずである。SD副社長になった彼の名は、SDP副社長になった彼の名は三原一郎(68)。かつて欧州でソニーのテレビを売りまくったやり手の営業マンだ。ソニー子会社の社長を経て、2006年にホンハイグループ、フォックスコンジャパンに移った。
ホンハイは、堺ディスプレイプロダクトに日本人を送り込むことで、シャープ側の社員の警戒感を解くことに成功したのではないだろうか。さらに、ソニー子会社の社長を送り込むことで、ソニーとの関係修復を狙っている。

管理人が思ったのは、三原氏のような人材を抱えている点に、ホンハイのグローバル企業としての人材の厚さを感じる。ホンハイが、三原氏をSDPに送り込んだ効果は、絶大であったようだ。


ソニーと関係修復 販売先の確保
シャープとソニーの関係悪化
ホンハイが三原を堺に送った狙いはソニーとの関係修復。ソニーは09年、堺工場に一部出資した。その後、家電エコポイント制度などの特需で液晶パネルが不足すると、シャープは自社のテレビへの供給を優先した。「ソニーは二度とシャープからのパネルを買わない」と怒った。
シャープが、生産した液晶パネルを自社の液晶テレビに優先して供給した事は、たびたび報道されている。どうやら、ソニーもその影響を受け、激怒していたようだ。


ソニーからの注文をSDPが取り付け
ホンハイは三原を間に立てることで、そのソニーから注文を取り付けた。
三原氏を起用した効果は、SDPにとって絶大であったようだ。ソニーはテレビ価格下落で撤退寸前のようであるが、販路確保の効果は絶大であったようだ。


業績改善に成功
シャープの大赤字の主因の堺工場 業績が黒字に転換
三原たちホンハイチームが乗り込んでから3ヶ月。SDPの7〜9月期の税引き前利益は黒字に転じた。12年3月期にシャープが計上した大赤字の「主犯」とされた工場が、にわかに息を吹き返したのだ。ホンハイは一体どんな魔法を使ったのか。
シャープの堺工場は減損損失の計上により、シャープ赤字の原因とされてきた。ところが、ホンハイ主導の経営再建により業績悪化に成功している。その要因について見てみると、ソニーとの取引復活など基本に忠実な施策を実施したことのようだ。

歩留まりの上昇 販路の拡大
SDPと取引のある部材メーカーの幹部が種明かしをする。
「歩留まりを上げ、販路を広げた。それだけのことです。」
片道切符でSDPに移った社長の広部俊彦(56)ら元シャープの人間には「絶対生き残ってやる」という意地があった。技術陣はパネルの原価構造を根本から見直し、歩留まりを100%近くに引き上げた。
歩留まりとは、製品の原材料を投入して、どれだけの割合が完成品として、できあがったのかを表す数字である。歩留まりは100%が最大であり、低ければ低いほど不良品が多かったり、生産工程に非効率な面が多いことを表す。

SDPに移籍した、元シャープの人材は歩留まりを100%近くに引き上げたということは、不良品がほぼなく、生産工程に無駄がない事を意味する。シャープはホンハイに工場売却を発表したが、堺工場以外についても、売却後に生産性が向上するかもしれない。

以下続く