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2019/05/17 17:00
<企業価値研究所>アナリストレポート要約:富士通など
本日の「QUICKリサーチネット」から抜粋
執筆はQUICK企業価値研究所


<概要>
【富士通(6702)】
◇5G関連需要も徐々に寄与、今20/3期は増益を予想
「今20/3期は8%営業増益を予想」
 国内サービス事業の伸長や、5G(第5世代移動通信システム)関連需要拡大の享受などがあるものの、欧州を中心とした海外サービス事業、LSI事業、PC・携帯端末事業などの再編の影響に加え、ビジネスモデル変革費用の計上などから、企業価値研究所による20/3期連結業績予想は、売上収益が3兆9950億円→3兆7750億円(前期比4%減)、営業利益が1750億円→1400億円(同8%増)に減額する。前提為替レートは1ドル=108円→110円と円安に見直すが、1ユーロ=125円は変わらず。
「19/3期通期は4%減収、29%営業減益」
 19/3期通期の連結売上収益は前期比3.6%減の3兆9524億円。テクノロジーソリューション部門がサービス事業を主体に伸長したが、PC・携帯端末事業やLSI事業の再編などが響き連結全体では減収となった。営業利益は退職給付制度の変更による利益(892億円)があったものの、ビジネスモデル変革費用(1175億円)などが響き同28.6%減の1302億円。会社および当研究所の営業利益予想を下回った。
「リスクファクター ~海外展開力の弱さ」
「アナリストの投資判断 ~今期以降の利益改善を映し、株価は緩やかに上昇」
 主力であるテクノロジーソリューション部門を主体とする事業体制を強化。ビジネス変革費用を19/3期に1175億円を計上したが、今20/3期も150億円を計上し、構造変革を進める方針だ。5Gサービスの立上げに向け関連需要が徐々に拡大してきたが、同社は通信関連に強みを持つ。今後は5G関連の需要拡大のメリットを徐々に享受することになろう。株価は、今期以降の利益改善を映し、緩やかな上昇を予想する。