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(株)エスケーエレクトロニクス【6677】の掲示板 2020/02/13〜2021/05/18

エスケーエレクトロニクス 6677
スマホ用有機ELに大投資
底値
時価110億

【京都】エスケーエレクトロニクスは、スマートフォンの有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネル採用拡大に備え、設備を増強する。
高機能スマホのさらなる超高精細化対応で有機ELパネル用フォトマスクの新製造設備を国内工場に導入した。
中価格帯スマホでの有機EL採用増対応では、来春までに台湾子会社を増強する。
有機ELは第5世代通信(5G)との親和性もあり、製造に使うフォトマスクの需要が高まっている。

エスケーエレクトロニクスの2019年9月期の設備投資実績は約54億円(18年9月期比約3倍)、
20年9月期の設備投資計画は48億円。この多くを日本と台湾に割り当て、設備増強を進めている。

フォトマスクは回路パターンの転写に使う原版。有機ELパネルの薄膜トランジスタ(TFT)アレイの形成では、十数枚のフォトマスクが使われる。
滋賀工場(滋賀県甲賀市)に線幅1マイクロメートルレベル(マイクロは100万分の1)の超高精細パターンが形成できる最新の描画装置をはじめ、検査機などの周辺装置も導入した。
高機能なスマホやウエアラブル機器向けで将来の実用化が見込まれる1000ppi(ppiは1インチ当たりの画素数)以上の画素密度にも対応可能なフォトマスクを製造できる。

台湾子会社(台南市)では来春、古い描画装置を1台更新する。高精細な600―700ppi対応で、線幅が数マイクロメートルのパターンをフォトマスクに形成できる描画装置を新たに1台増やし、周辺装置も刷新。生産性や歩留まり向上が見込め、同工場の生産能力は従来比で1割ほど高まる。

有機ELパネルは液晶と比べ、高精細で色再現性に優れ、薄く、曲げられるほか、応答速度も速いといった優位性があり、廉価版スマホ以外で主流になりつつある。