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リバーエレテック(株)【6666】の掲示板 2020/10/21〜2020/10/24

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iPhone12発売、5Gエリア限定的  東京では山手線5駅など
721文字[有料会員限定]

米アップルの高速通信規格「5G」に対応した新型「iPhone12」シリーズ2機種が23日に発売された。5G普及の起爆剤として、国内のスマホシェア約5割を占めるiPhoneの新型への注目は高いが、携帯3社で5Gを使えるのは東京都内はJR山手線5駅などに限定される。本格的な普及には対象エリアの拡大が欠かせない。

「12」は5Gに対応しているほか、旧型の「11」シリーズと同じ画面サイズながら小型・軽量化している。主力モデルは背面に2台のカメラを搭載し、撮影機能を高めている。

毎回注目を集めるiPhoneの新作だが、今年は静かな滑り出しだった。東京・表参道のアップルストアは発売前に数百人が並ぶこともあるが、今回は店側が新型コロナウイルスの対策で来店予約を勧めていたこともあり約30人にとどまった。

ただ、盛り上がりに欠けるのは新型コロナだけが原因ではない。理由の一つは5Gを使えるエリアの狭さだ。大手3社が都内で5Gを使えるのは、JR山手線の新宿と上野、東京、池袋、秋葉原の5駅など一部に限定される。利用エリアの拡大のため各社とも基地局の建設を急いでいるが、まだ時間がかかりそうだ。KDDIは2022年3月末までに「5Gの全国人口カバー率が90%になる」(高橋誠社長)と話す。

5Gの便利さを実感できるサービスやアプリの数も少ない。「限られた場所でしか使えない5Gに対応するより、4G対応で十分と考えるアプリ開発業者はまだ多い」(通信関係者)という。

購入時には注意も必要だ。ドコモによると、5G端末を購入するには5G専用の契約が必要となる。ショップで手続きする場合、契約の事務手数料として3300円(税込み)がかかる。KDDIやソフトバンクも同様だ。