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リバーエレテック(株)【6666】の掲示板 2020/10/12〜2020/10/15

>>1066



YK値とは、閲覧申請や異議申し立てなど、ライバル企業がその特許に干渉するためにかけたコストから算出した値だ(YKはYields of technology measured by Kudo & Associatesの略称)。競合企業からの干渉が多いほど特許の価値が高いとみなし、保有特許価値に比べて時価総額が割安と評価される銘柄をピックアップしている(詳細は下囲み参照)。

第1位は朝日ラバー。半導体用ソルダーレジストとして活用される白色シリコーンインキに強みがある。ソルダーレジストとは、回路を保護するために基板に塗布する材料。同社のインキは、耐熱性と光の反射性に優れる。特に反射性能は発光効率を高めるため、LED照明の基板へ塗布するのに最適で、自動車分野での活用が期待される。

第2位は昭和電工。多様な製品分野で活躍する化学メーカーだ。半導体素子の材料となるウエハーや、半導体の表面加工に必要な産業ガス、半導体製造装置の洗浄用高純度溶剤など、半導体製造工程に不可欠な技術を多数持っており、同技術分野では外せない存在と言えよう。

第3位の住友ベークライトはエレクトロニクス分野などでプラスチック製品を提供する企業。半導体関連では特に封止材に強みがあり、世界トップシェア。封止材とは半導体素子をパッケージングするプラスチック材料のこと。半導体は熱に弱いため、その封止材には高い放熱性が必要であり、製造には技術の蓄積が欠かせない。封止材はEV駆動部でも活用が進んでおり、自動車分野でも需要増が期待できる。

第4位はエンプラス。半導体用ソケットに強みがある。これは出荷検査の際に半導体と検査機器を接続するもので半導体製造には必須の重要部品。耐久性等を検査するバーンインソケットと、電気特性を検査するテストソケットとがあり、同社はどちらも世界トップクラスのシェアを誇っている。

今回取り上げた銘柄は、技術に精通していないと半導体との関連性が見えにくい銘柄だと思うが、いずれも重要な技術を持っている。ぜひ注目してほしい。