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コロナ拡大、市場動揺 独SAPが示す「Wの悲劇」
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
2020/10/27 9:541075文字[有料会員限定]

26日の欧米株式相場が大幅に下落した。新型コロナウイルス感染の第2波が勢いを増し、企業業績や投資家心理に影を落とし始めた。日本の感染状況は比較的、落ち着いているが楽観はできない。東証マザーズ市場など過熱感の強い銘柄には売り圧力が強まる可能性が高い。

26日はドイツ株式指数(DAX)が前週末比3.7%、米ダウ工業株30種平均が2.3%、米ナスダック総合株価指数が1.6%とそれぞれ下落した。DX(デジタルトランスフォーメーション)関連の有力企業で、コロナ時代の先導役といえる欧州ソフトウエア最大手の独SAPの業績悪化が市場に動揺をもたらした。

2020年7~9月期の売上高は4~6月期に比べ3%減少。粗利益率は1.2ポイント上昇の71.1%と、伸びは4~6月期(1.6ポイント)から鈍化した。企業の設備投資意欲の減退が背景だ。

SAP株は26日、22%急落し、時価総額は1日で4兆円吹き飛んだ。同業の米オラクルも連想売りを浴び、4%下落。時価総額は7600億円減少した。

独SAP株は26日、22%急落した=ロイター