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ダブル・スコープ(株)【6619】の掲示板 2016/07/16〜2016/07/29

スマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」の国内配信が始まってから29日で1週間。同日の任天堂株終値は2万1505円と19日につけた年初来高値より34%下がり、株式市場の熱狂は一段落した。一方、関連商品の消費は活気づいており、「ポケモノミクス」の舞台は変わり始めたようだ。

 家電量販店のヨドバシカメラとビックカメラでは配信後の初の週末となった23~24日のスマホ充電器の売り上げが前年の6~7倍に増えた。ポケモンGOはスマホの全地球測位システム(GPS)を活用し、歩きながらキャラクターを捕まえる。GPS機能を常に使っているため、電池の消費が早いことへの対策だ。

 大容量の充電器も好調だ。ノジマでは普段は2回充電できる製品が売れ筋だが、現在は4回できる製品がよく売れるという。ヨドバシは29日、Wi―Fiルーター機能を備える充電器の販売を始めた。総合スーパーのイオンリテールはこれまで扱っていなかった大容量バッテリーを一部の店舗で扱い始めた。

 スマホ本体にも変化が出ている。ヨドバシでは機種変更が2割増えた。SIMフリー端末の一部ではゲームに必要なセンサーが搭載されておらず、遊びたい人が端末を買い替えているという。

 人気は昔のゲームソフトに飛び火している。任天堂によると、1年以上前に携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向けに発売されたポケモンシリーズの売り上げが国内外で伸びている。

 小売店や外食店にも追い風だ。コンビニエンスストアのファミリーマートでは、ゲームをしながら食べられるパンやおにぎりの23~24日の販売が1割増えた。店がアイテムなどをもらえるゲーム上の拠点となった日本マクドナルドでは「22日以降、多くの顧客が来店している」という。

 靴メーカーのアキレスは「これからに期待したい」と今後の商戦をにらむ。調査会社のヴァリューズ(東京・港)の推計によると、ポケモンGOをインストールしたユーザー数は配信を開始した22~24日の3日間で1147万人に上るという。