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東芝半導体、革新機構が訴訟審問前の出資決定を見送り

2017/7/14 23:33
 官民ファンドの産業革新機構は14日、意思決定機関の「産業革新委員会」を開き、東芝の半導体メモリー子会社、東芝メモリへの出資方針を議論した。米投資ファンドのベインキャピタルなどとの日米韓連合での買収計画を改めて確認した。ただ東芝の協業先の米ウエスタンデジタル(WD)の訴訟の審問を間近に控えており、出資に向けた正式決定は見送った。

 革新機構の志賀俊之会長は委員会終了後に記者団に「できる限り早く調印に持ち込みたい」と話した。

 WDは米カリフォルニア州の上級裁判所に売却差し止めを求めて訴訟を提起しており、米国時間14日午後(日本時間15日午前)に初めての法廷審理が予定されている。志賀氏は「(WDの訴訟は)影響はないとは言えないが、法的リスクを回避する条項を入れている」と語り、買収手続きを続ける考えを示した。

 日米韓連合の中では韓国メモリー大手のSKハイニックスの資金の出し方について意見が対立している。志賀氏はSKの出資形態について明言しなかったものの「革新機構が承認したのはあくまで融資。議決権が入った状態での提案にはなっていない」と話した。

6502 - (株)東芝 東芝半導体、革新機構が訴訟審問前の出資決定を見送り     2017/7/14 23:33  官民フ