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(株)キトー【6409】の掲示板 2019/08/15〜2022/03/31

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赤字財政下の経済対策の姿
922文字
[有料会員限定] $で支払いを受ける $は基軸通貨 円は 財政赤字で破綻する

        得意先と支払い通貨は非常に重要

  • >>634

    この日の株高を演出した買いの中身は「売り方の買い戻しが中心」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘氏)。例えば、5.7%高と大幅に上昇したANAホールディングス。信用売り残が買い残を大きく上回り、信用倍率は0.62と低い。旅行を控えるといった利用者の行動変化は新型コロナウイルス後も続き、5年たっても旅客の需要は戻らないとの業界団体の指摘などが背景にある。
    ところがドイツ政府による独ルフトハンザ航空の支援が決まったところに、緊急事態宣言の解除も重なり、信用売りをしていた個人投資家が損失覚悟での買い戻しを迫られた。
    買い戻しの勢いは小売りや外食にも広がった。訪日客の減少が懸念される三越伊勢丹ホールディングスや、「3密」環境が多く客足が遠のくとの指摘がある居酒屋を運営するコロワイドも信用倍率が低い。26日にはこうした銘柄群も上昇した。日本マクドナルドホールディングスは終値での上昇率こそ低いが、一時年初来高値をつける場面があった。東証全体では買い戻しをテコに137銘柄が年初来高値を更新した。
    海外投資家の姿勢も定まらない。日本株の売り越しが続き、「主要な海外勢は二番底懸念を意識した弱気の持ち高を構成してきた」(野村証券の高田将成氏)との声がある。
    いまも企業業績の回復度合いや時期は分からず、コロナの感染第2波への懸念もくすぶるからだ。福岡県の緊急事態宣言は14日に解かれたが北九州市内では25日までの3日間で12人の新規感染者が確認された。「7月には再び2万円を割れてもおかしくない」(国内運用会社のファンドマネジャー)との警戒感が残る。
    コモンズ投信の伊井哲朗社長は株高が一服すれば「個別銘柄が厳選される段階に入ってくる」と話す。ゴールドマン・サックス証券も目先の日本株投資について「短期的な上昇余地は限られると判断し、当面はレンジ取引を予想」(キャシー・松井氏)。そのなかでITサービスや電子部品など成長期待の高い銘柄群と内需主力で手堅い業績を見込める銘柄群を組み合わせ、両にらみで保有する慎重な戦略を提案する。
    約1カ月半ぶりの緊急事態宣言の解除に沸いたこの日の市場でも目立ったのは半身の買いばかりだった。コロナ禍で傷ついた経済が元通りになるまでの道のりがいかに険しいかを示しているようだ。