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(株)キトー【6409】の掲示板 2019/04/26〜2019/08/14


加藤氏が面会したベビン氏はトランプ氏に近い共和党の知事だ。加藤氏は日本企業の貢献がベビン氏を通じてトランプ氏に伝わるとみる。
トヨタ幹部は日本経済新聞の取材に「地域の企業とも協力して米国の顧客のために生産している工程を視察していただき感謝している。これからも米国の企業市民として地域に根差して取り組んでいく」とコメントした。トヨタは3月、17年から5年間の米国での総投資額が100億ドルから130億ドルに増える見込みだと発表した。新規投資は共和党への支持が厚い地域と重なる。
貿易交渉中、米国は日本の自動車への輸入関税を引き上げないことになっているが、成果を急ぐトランプ氏の出方は読めない。先の首脳会談では貿易交渉の5月妥結にも言及した。日本は政府や与党、企業などあらゆるチャネルを駆使し、トランプ氏に日本の貢献を訴え続ける必要がある。
5月1日、加藤氏はイリノイ州のシカゴで講演し「日系企業は米国経済に大きく貢献している。日米の貿易交渉はウインウインの関係をつくることが大事だ」と訴えた。
イリノイ州は民主党が強い「ブルー・ステーツ」だが、同州を含む五大湖周辺は「ラストベルト」(さびた工業地帯)と呼ばれる。シカゴ以外ではトランプ氏の支持層と重なる中低所得の白人男性が多い。
人脈作りの面も
ここで加藤氏が訪米したもう一つの意味がうかがえた。将来を見据えた自身の人脈づくりだ。
2日に会談したイリノイ州のプリツカー知事は米ホテル大手ハイアットの創業家出身で、民主党内で今後が期待されている。会談では経済での連携強化を確認しただけでなく、次の大統領選を巡っても意見交換した。加藤氏もポスト安倍候補の一人だ。記者団に「トップリーダーと意見交換するなど幅広い活動をしていく」と語った。
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