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(株)タダノ【6395】の掲示板 2025/08/29〜

>>153

貴重な情報ありがとうございます。日本の現場の社員さんのご苦労はわかります。以下、少しでもお役に立てるように、仮にドイツの工場の現場に乗り込んで日本側がカイゼン提案するとしたら、どうするかについてシナリオ風にまとめてみました。(暇なので)

■初回キックオフ(全体ミーティング)
日本側「皆さんの技術と製品の力を、もっと市場で評価される形にしたい。今回は“品質問題の犯人捜し”ではなく、“売れる基準の共通化”のために来ました」
ドイツ側「品質が悪いと言われると、こちらとしても……」
私(食い気味に)「悪いとは言っていません。日本市場の基準に“合わない部分がある”という事実だけです。そして、それは“修正可能な技術課題”です。人の問題ではありません」

ポイント
①いきなり「品質が悪い」は禁句
②“基準の違い”に言い換え、対立を回避
③主導権は握るが、角は立てない

■現地ライン視察(問題点の共有=現場の認識ズレを可視化)
日本側「ここまでで、我々が日本で行っている手直し件数がこちらです。(写真・データ提示)」
ドイツ側「これは我々の出荷検査では問題ありませんでした」
日本側(淡々と)「はい。だからこそ、“検査基準の差”を解消するチャンスです。ここから一緒に、“日独どちらでも合格する工程”を作りませんか」

ポイント
①数字・画像で突きつける(感情抜き)
②「どちらが正しいか」論争に持ち込まれないよう、未来志向で誘導

■抵抗勢力(現地管理職)への個別面談(邪魔されないための根回し)
ドイツ側の管理職「追加の検査や工程変更はコストが増えます」
日本側「わかっています。だから、“ライン停止”や“再出荷コスト”の方がもっと高いという数字を用意しました」(再手直しコスト/出荷遅延/市場クレームの額を提示)
日本側「今回の改善は“追加コスト”ではなく、“損失防止投資”です。経営はここを理解しています」

ポイント
①ドイツ企業は「論理と数字」で動く
②改善=出費ではなく、「損失回避」として示す

■合意形成(Win-Win設計)目的:ドイツ側にも“得”がある状態を示す
日本側「今回の改善が完了すると、① 欧州圏での信頼性が上がる、② 製造コストのばらつきが減る、③ 将来、日本以外のアジア市場にも出荷しやすくなる、というメリットが現地工場に残ります」
ドイツ人管理職「つまり、日本市場向けの特別対応ではない、と?」
日本側「その通り。“グローバル品質の共通化”です。日本だけ得する改善ではありません」

ポイント
①日本のために働かされている”意識を消す
②現地工場に残るメリットを明確に

■合意締結(改善ロードマップ発表) 目的:日本主導でロードマップを確定する
日本側「こちらが改善ロードマップです。工程変更 → 作業標準化 → 検査基準統一 → トレーニング → 最終監査 この流れを8〜12週間で進めます」
ドイツ側「この期間は現実的ですか?」
日本側「はい。日本でのデータから逆算した“実現可能な数字”です。必要なら追加メンバーを派遣します」

ポイント
①期限は日本側が提示する(主導権確保)
②可能な範囲であることを保証

■トラブル発生時の対応シナリオ 目的:主導権を保持したまま衝突を回避する
ドイツ側「この改善は現場が混乱している。いったん止めたい」
私(冷静)「わかりました。“止めたい理由”を3つに整理してもらえますか?その上で、優先順位を調整しましょう」(理由が曖昧だと相手は言語化に苦しむ → 主導権がこちらに戻る)

ポイント
①いきなり“No”を言わず、理由を要求して論理戦へ
②気付けば日本側のペースに戻っている

■成功パターンへの導き 目的:現地のプライドを尊重しつつ、日本式改善を定着させる
改善が進んだ段階で、
日本側「今回の成功は、皆さんの協力と技術力のおかげです。我々は“仕組みの整理”をしただけです」

ポイント
①“改善の功績は現地の手柄”にすることで、関係が長期的に安定する
②これをやらないと、改善が“外圧”扱いされて崩壊する

まとめ:交渉の核となる原則
1. 敵を作らず、“基準の差”に責任を押し込む
2. 数字と写真で論理的に押す
3. 現地にメリットを残す構造でWin-Winを作る
4. 主導権は日本側が持ち続ける

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