投稿一覧に戻る (株)タダノ【6395】の掲示板 2022/11/16〜 886 みょろぞう1964 4月11日 10:10 97年6月23日、当時の橋本龍太郎首相が米コロンビア大学での講演のあとの質疑応答で、「日本や日本の投資家にとって、米国債を保有し続けることは損失をこうむることにならないか」との質問に対して、次のように答えている。 「ここに連邦準備理事会やニューヨーク連銀の関係者はいないでしょうね。実は、何回か、財務省証券を大幅に売りたいという誘惑に駆られたことがある。ミッキー・カンター(元米通商代表部=USTR=代表)とやりあった時や、米国のみなさんが国際基軸通貨としての価値にあまり関心がなかった時だ。(米国債保有は)たしかに資金の面では得な選択ではない。むしろ、証券を売却し、金による外貨準備をする選択肢もあった。しかし、仮に日本政府が一度に放出したら米国経済への影響は大きなものにならないか。財務省証券で外貨を準備している国がいくつもある。それらの国々が、相対的にドルが下落しても保有し続けているので、米国経済は支えられている部分があった。これが意外に認識されていない。我々が財務省証券を売って金に切り替える誘惑に負けないよう、アメリカからも為替の安定を保つための協力をしていただきたい」(日経新聞2023年7月31日の記事より) まったくの正論だと思う。日本は世界一の米国債保有国で、2位の中国を上回る。一昨日の午後、米国債が売られ、そのことがトランプの90日の猶予を導き出したと言われている。当初中国が手放しているとのうわさもあったが、農林中金ではないかという話もある。いずれにしても、すっかりこの当時の話を忘れていたが、一昨日の動きで、改めて橋本総理の発言を思い出した。 返信する 投資の参考になりましたか? はい17 いいえ4 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
97年6月23日、当時の橋本龍太郎首相が米コロンビア大学での講演のあとの質疑応答で、「日本や日本の投資家にとって、米国債を保有し続けることは損失をこうむることにならないか」との質問に対して、次のように答えている。
「ここに連邦準備理事会やニューヨーク連銀の関係者はいないでしょうね。実は、何回か、財務省証券を大幅に売りたいという誘惑に駆られたことがある。ミッキー・カンター(元米通商代表部=USTR=代表)とやりあった時や、米国のみなさんが国際基軸通貨としての価値にあまり関心がなかった時だ。(米国債保有は)たしかに資金の面では得な選択ではない。むしろ、証券を売却し、金による外貨準備をする選択肢もあった。しかし、仮に日本政府が一度に放出したら米国経済への影響は大きなものにならないか。財務省証券で外貨を準備している国がいくつもある。それらの国々が、相対的にドルが下落しても保有し続けているので、米国経済は支えられている部分があった。これが意外に認識されていない。我々が財務省証券を売って金に切り替える誘惑に負けないよう、アメリカからも為替の安定を保つための協力をしていただきたい」(日経新聞2023年7月31日の記事より)
まったくの正論だと思う。日本は世界一の米国債保有国で、2位の中国を上回る。一昨日の午後、米国債が売られ、そのことがトランプの90日の猶予を導き出したと言われている。当初中国が手放しているとのうわさもあったが、農林中金ではないかという話もある。いずれにしても、すっかりこの当時の話を忘れていたが、一昨日の動きで、改めて橋本総理の発言を思い出した。
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