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また、十河社長兼CEOは、「インドは旺盛な成長が見込まれており、ルームエアコンでは50万台の生産体制を100万台に拡大したが、まだ足りない。2020年度までにあと100万台上乗せしたい。アジアではフィリピンを除いてトップシェアだが、まだまだ成長の余地はある」と強気の姿勢をみせた。

 さらに、「化学事業では、自動車分野を最優先としながら、フッ素材料と他素材を融合させた複合材料の開発を進め、提携や連携、M&Aを含めた展開によって、100億円規模の事業化を目指す。フィルター事業に関しては、フィルタ事業本部を新設し、体制を強化。将来の事業発展に向けて、空調と化学とのシナジーを生かしていく」(足田執行役員)と語った。

 「経営管理の高度化」カテゴリーでは、身軽で強靭な固定費構造の実現、キャッシュフロー極大化を狙いとした在庫の徹底圧縮、グローバルでの経理業務の標準化とIT統合の3点をテーマとしてあげ、「当社独自の企業理念の実践」カテゴリーでは、人を基軸におく経営を基盤とした人材力強化に取り組むとした。

 ここでは、2020年度までに、700人のIoTおよびAI人材の確保を目指すことも明らかにした。また、「IoT、AI、ソリューション技術」、「空調コア技術」、「化学コア技術」、「IAQ、フィルター、空気・空間技術」を4つの重点技術領域と定め、社内外とのオープンイノベーションを推進する姿勢も示した。さらに、全世界90カ所の全拠点の設備をネットワークでつなぎ、データを活用したグローバルの生産体制の全体最適化を実現するデジタルファクトリーの構築にも取り組み、まずは、業務用機器を対象にマスカスタマイズ生産をスタートすることも明らかにした。