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指標面では“売られすぎ”が散見

一連の下落を受けて株式市場で目に付くのが、株価の“売られすぎ”を示す、いくつかの指標です。具体的には、5月20日時点の東証1部の騰落レシオ75.99%(25日平均)や、日経平均株価のPBR(株価純資産倍率)1.07倍などが挙げられます。

騰落レシオは、日々の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って算出します。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が同じなら「相場も均衡状態」と判断されるため、100%を基準にして、それより大きいか小さいかで変化の兆しをとらえます。

株式市場が下落し、値下がり銘柄のほうが多い状態が続くと、騰落レシオも下落傾向をたどります。一般的に80%を割り込むと、売られすぎの水準として底入れが意識されます。過去のケースでは、80%割れの水準で投資家は打診買いを入れ始め、70%を割り込む水準まで下落すると、買い意欲が一段と高まる傾向にあるようです。

足元の騰落レシオは、5月9日に78.98%を記録し、その後いったん80%を回復しました。ただ、14日に74.92%を記録した後は80%を下回る推移が続いています。

市場の関心はミクロからマクロへ

PBRも、株価水準を判断するうえで有効な指標です。

株価を1株当たり純資産で割って算出したものがPBRですから、PBR1倍は「株価と1株当たり純資産がイコールであること」を意味します。過去、PBRが1倍の水準に近付く局面と、長期トレンドにおける日経平均株価の底入れとが一致していることがうかがえます。