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荏原実業(株)【6328】の掲示板 2019/01/24〜2020/02/18

古くから公知のハーバー・ボッシュ法は高温・高圧・触媒系にてアンモニアを合成する が、上述の相界面反応は、常温・常圧・無触媒で反応を進行させることが出来る。従って 、僅かなエネルギー投入量で、アンモニアの合成反応を進行させることが出来る点で極め て有利である。この技術は、原料がどこでも調達できること(輸送不要)、空気と水を原 料としてアンモニアを合成できるので原料費が極めて低いこと、二酸化炭素を生成しない ので、環境負荷が小さく、かつ二酸化炭素の輸送費も不要であること、装置が常温・常圧 で軽装であること、低エネルギー反応系であること(相界面における非平衡化学反応系で あること)、炭化水素燃料から水素を生成する必要がないため、エネルギーコストを大幅 に削減できることなどの大きなアドバンテージを有する。空気と水からアンモニアを合成 する場合、空気中には酸素があるので、窒素プラズマと酸素プラズマが反応し、気相中に NOが少量生成する。しかし、NOは水相に全く溶存せず、気体として容易に排気可能な ので、液相中のアンモニアに混入しないと考えられる。アンモニアに比べてNOの水溶解 度が著しく低いことは、安価、かつ安全にアンモニアを製造できる一因と考えられる。