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2015/04/10 00:00 四季報速報 技研製作所 - 技研製作所は浦安に新工場計画、需要増に対応し能力増強へ

油圧式杭圧引抜機(インプラント機械)のパイオニア・技研製作所は、このほど、千葉県浦安市に新工場を建設することを決めた。

 新工場は、浦安の鉄鋼流通加工団地にあるコイルセンターの土地(約3600坪)、建物を買収。建物はそのまま活用し、インプラント機械の補修、メンテ作業用の機械を導入。補修、メンテの主力基地にするという。

 当社の補修、メンテはこれまで東京都江東区の有明工場(敷地約1460坪)、兵庫県伊丹市の関西工場(同6500坪)、東京都足立区の足立工場(同330坪)の各工場で行っており、小型機は足立、大型機は有明や主として関西で行ってきた。しかし、能力に限界がきていたり、市場が大きくニーズが高まる首都圏での大型機を、関西に移送し、再び首都圏に移送するのは時間もコストもかかるということで、首都圏で大型機対応工場を建設する必要に迫られていた。

 今回の計画は、そうした考えから決断したようで、年末にも本格稼働入りを目指して設備投資する予定(一部は6月から稼働)。総投資額は土地代込みで50億円を見込んでいる。土地代が高いうえ、建屋も買収するため、総投資額は膨らむ。だが、建屋を活用出来るうえ、設備・機械も有明や関西の設備・機械を移管するため、早期の稼働入りが可能となるもようだ。資金は潤沢な自己資金に、一部借入金を充当する方針。

 稼働入り後、有明工場をどうするかは未定だが、関西工場は西日本の顧客向けに特化できることになり、首都圏、西日本でもニーズへの迅速対応と物流効率化を図っていく計画だ。なお、今回の新工場は補修、メンテの工場だが、これによる受注増、生産の迅速化などで、全体の生産能力は2割前後アップするもよう。

 会社は、「インプラント機械の需要はますます旺盛になっているのが現状で、これまでの体制では受注面での機会ロスがどうしても避けられなかった」という。しかし、新工場の本格稼働入り後はこうしたロスも極力解消できることになるようだ。また、当社は生産は外部協力会社に委託しており(本社工場は企画、開発、新製品の試作が中心)、こちらも極力社数を増やしつつある。この面からも受注消化力の拡大を図っている。

(堀越 憲二)

(百万円)    売上高  営業利益 経常利益  純利益 1株益¥ 1株配¥
連本2014.08  14,874 2,159 2,201 1,440 67.9 24 
連本2015.08予 18,600 3,160 3,200 2,000 94.3 31 
連本2016.08予 21,500 3,700 3,700 2,300 108.5 31-35 
連中2015.02  8,988 1,637 1,684 1,173 55.4 14 
連中2016.02予 10,500 1,800 1,800 1,300 61.3 14-16 

(株)東洋経済新報社