サトーホールディングス(株)【6287】の掲示板 〜2015/04/27

サトーＨＤ、海外売上高、比率４割に、バーコードやＩＣタグ、新計画、新興国に力。

自動認識システムなどを手掛けるサトーホールディングス（ＨＤ）は、２０１８年３月期までに海外売上高比率を過去最高の４割とし、１４年３月比で１０ポイント高める。このほど海外グループ企業を統括する新会社を設立した。昨年買収したロシア企業などを足がかりに事業を拡大する。
　１８年３月期を最終年度とする３カ年計画をまとめ、海外売上高比率の目標を盛り込んだ。特にロシアのほか、中国、インド、アルゼンチンなど新興国の事業を伸ばす。連結売上高は１５年３月期見込み比２割増の１２００億円、営業利益率は８％から１０％に引き上げる。
　バーコードや食品の原材料表示などラベルプリンター、消耗品の製造販売、ＩＣタグなど自動認証システムの販売を強化する。モノをインターネットでつなぐ「ＩｏＴ（インターネット・オブ・シングス）」技術が普及すれば、新興国でもひとつひとつの製品にラベルやＩＣタグを貼り付ける需要が広がると見込む。サトーＨＤは１３年にもオーストラリア企業からＩＣタグ事業を買収した。