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孤立する金正恩氏 中国すら制裁履行で…“プーチン頼み”も失敗か 専門家「露、大して支援はしないだろう」

夕刊フジ  2019年4月4月24日

 北朝鮮は、ベトナムの首都ハノイで2月末に行われた米朝首脳会談が物別れに終わった後、「対話路線」から「瀬戸際外交」に戻ったような動きを見せている。

 ただ、国際社会による対北朝鮮制裁は厳格に維持されている。

 国連安全保障理事会の制裁対象である北朝鮮の海外出稼ぎ労働者について、
中国やロシアが自国で働く労働者の半数超を北朝鮮に送還したことが3月に判明した。

 韓国紙、東亜日報(日本語版)は3月28日、
中国による北朝鮮労働者送還を報じた記事で、
「ある消息筋によると、北朝鮮は中国の制裁履行に不満を示したという」と指摘した。

 孤立化の気配すら漂う北朝鮮だが、ロシアへの接近で経済的支援を引き出すことができるのか。

 福井県立大学の島田洋一教授は
「ロシアは最近、ベネズエラに軍事顧問団を送るなど『米国が嫌がることを何でもする』という感じだ。

今回の首脳会談も、米国への牽制(けんせい)になるとみているのではないか。

ただ、ロシアの財政状況が厳しいことを考えても、身銭を切るような支援は大してしないだろう」と語った。

  • >>979

    金正恩氏、会談での表情硬く ロシア側の対応に不満?

    産経新聞  2019年04月25日 16時34分

    北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は25日に露極東ウラジオストクで行われたロシアのプーチン大統領との会談で「私たちの会談が、深いルーツを持つ両国の伝統的な友好関係の発展と強化に役立つことを願っている。

    「温かい歓待に感謝している」と話したが、表情は硬いままだった。

    プーチン氏との初会談への緊張のほか、「予想よりも歓迎の度合いが低かった」ことへの不満が表れた可能性がある。

     ペスコフ露大統領報道官は24日、会談は「午後1時か午後2時に開始される」と説明していた。

    しかしプーチン氏は25日、金正恩氏との会談に先立ち、東シベリアのザバイカル地方で発生している大規模な山林火災の対策会議に出席するため同地方の都市チタに立ち寄り。

    そのため、ウラジオストクの空港に到着したのは午後1時前となり、会談開始は午後2時すぎとなった。

    金正恩氏は会談会場であるルースキー島の極東連邦大学で、
    「プーチン氏の到着を待つ形になった。」

     また当初は、専用列車で現地に到着する金正恩氏を、トルトネフ露副首相兼極東連邦管区大統領全権代表ら高位の閣僚が出迎え、ロシア側の主催による歓迎夕食会が開かれるとの観測も一部で出ていた。

     しかしトルトネフ氏はプーチン氏とともにチタでの会議に出席。

    金正恩氏を出迎えたのは
    トルトネフ氏より「閣僚順位の低いコズロフ極東・北極圏発展相や沿海地方のコジェミャコ知事らだった。」

    現時点で24日に夕食会が開かれたとの情報も出ていない。