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確かに、4Qの半導体関連装置受注が“ゼロ”どころか“マイナス”というのは、ショックな決算でした。けれども冷静に振り返ってみると、ここ1年以内の受注状況の方が、むしろ“異常”だったのではないでしょうか。

半導体関連装置の“実質納期”を過去のデータから推計すると、短いもので6か月以内、長いものでも1年以内でしょう。それが、2年先・3年先だと、つい最近まで言われていた理由は、ひとえに“生産能力”が追いつかなかったからでした。私は以前、これは顧客の立場から見れば“殿様商売に見える”旨投稿したことがあります。
今でも、半導体関連装置の受注残は“まるまる1年分以上”あります。だから今でも、顧客に提示できる納期は“早くて1年半先”云々ということにしかならないのです。“それでも発注しよう”という環境ではないだろうことは、皆さんご承知の通りです。

強がりに聞こえるかも知れませんが、“今で良かった”のかもしれません。もし生産体制を拡大してしまったあとに、ピタッと受注が止まってしまったなら、本当に深刻な事態になったでしょう。

今ある受注までが、“次々キャンセルされる”可能性は無いのか? たぶん、“そう思う”人が現在投げ売りをしているのでしょうね。そこに関しては、私は私の判断に従います。