イー・ガーディアン(株)【6050】の掲示板 2017/11/08〜2017/12/08

サイバー攻撃対策　情通機構と総務省、来年２月から実践演習

(2017/12/8 05:00)

情報通信研究機構と総務省は７日、２０２０年の東京五輪・パラリンピックの開催に向け、高度なサイバー攻撃に対処できる人材を育成する実践的サイバー演習「サイバーコロッセオ」を１８年２月から始めると発表した。五輪関連組織のセキュリティー担当者らが対象。開催時に想定される疑似サイバー攻撃を体験し対処する手法などを学ぶ。２０年までに延べ５２０人の参加を見込む。

情通機構が運営する大規模高性能サーバー群「スターベッド」を活用し、東京大会の公式サイトや運営システムなどのネットワーク環境を再現し、仮想ネットワーク環境を構築する。この仮想環境下で大会時に想定されるサイバー攻撃を疑似的に発生させる。

演習受講者は、実際の機器やソフトを操作し、この仮想環境上で敵と味方に分かれた「攻防戦」を行う。サイバー攻撃の防御だけでなく、攻撃側に回ることで、高度な防御手法を身につけることを目指す。

東京五輪に向けたサイバー攻撃対策は、監視や分析、情報共有、人材育成などがある。情通機構は大規模演習環境や長年のサイバーセキュリティー研究の知見を生かし、実際の機器やソフトウエアの操作を行う実践的なトレーニングを担当する。