ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)LIXIL【5938】の掲示板 2019/05/20〜2019/06/29

>>253

『瀬戸氏の馬鹿高い年棒11億円について』

瀬戸氏側の投稿業者と思われる投資師の投稿にあった株式会社LIXILグループへの株主提案に関する説明会 Q&Aに、次のような記載がある。
>A(瀬戸):報酬が高かったことは事実だと思います

瀬戸氏本人が、報酬が高かったことを認めている。
瀬戸氏の年棒11憶円が不当なものであったことを瀬戸氏側で明らかにしていることになる。

>この報酬の方程式は、私が着任する前に藤森CEOの時代に決まった

藤森氏の時代と瀬戸氏の時代では報酬の方程式の基礎となる会計基準が違う。
LIXILは会計基準を2016年3月期より日本会計基準から国際会計基準IFRSに変更した。
藤森氏の時代は日本会計基準が使われていたが、瀬戸氏の時代では国際会計基準が使われていた。

IFRSは日本会計基準に比べ、時価による会計処理が多いが、結果的に時価で評価する時にインチキがおきる。
日本の監査基準はエンロン事件から徹底的に厳しくなった米国監査基準に比べ甘い。監査基準が甘ければ、社長が恣意的に業績を操作し高額の報酬を得ることも多くなる。
もっとも、合法的な粉飾決算というべきで、監査制度の欠陥ということになる。
詳しくは下記の日本監査研究学会第36回全国大会自由論題報告(於東北大学2013年11月4日 筆者=北九州市立大学大学院任章教授)を参考にされたい。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jauditing/2014/24/2014_126/_pdf/-char/ja
「米国会計プロフェッション界における自主規制終焉とその背景」

日産のゴーン容疑者と同じく瀬戸氏も時価評価により業績を自分に有利に操作した可能性がある。57のサーモスタットさんの投稿に次のような記載がある。
「ペルマを解決済みと捉え、売る前から会計から除く等の細工を施したこと等を棚に上げて週刊文春のインタビューに答える。」

LIXIL 2018年3月期有価証券報告書P2に2015年3月期から2018年3月期までの国際会計基準IFRSにより作成されたLIXILの主要な経営指標等の推移が掲載されている。
しかし、P3に2014年3月期から2016年3月期までの日本会計基準による主要な経営指標等の推移が掲載されている。けれども、「第74期の日本基準による諸数値につきましては、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づく監査を受けておりません。」との記載がある。

また、国際会計基準IFRSは今も試行錯誤している状態で、必ずしも日本基準よりも優れているというわけでもない。IFRSは日本基準に比べ、“のれん”の償却に不正がおきやすい。オリンパス事件でも“のれん”の償却を巧みに使ったインチキがおきている。LIXILの2018年3月期の有価証券にも次のような記載があるのが気になる。
(のれんの償却停止) 当社グループは、日本基準において、のれんを一定期間にわたり償却しておりました。IFRSでは、のれんの償却 は行われず、毎期減損テストを実施することが要求されます。 この影響により、前連結会計年度においては、IFRSでは日本基準に比べて、販売費及び一般管理費が約85億円減 少しております。当連結会計年度においては、IFRSでは日本基準に比べて、販売費及び一般管理費が約105億円減 少しております。

57のサーモスタットさんの投稿には次のような記載がある。
社員は法令遵守の観点から不平不満があっても確りと堪えながら毎日無数にある小規模の販売店に対して営業を頑張っている。工場も同様に細分化された組織ながらも自分の仕事に従事している。上はどうか。伊奈氏は社内で議論しようともせずに日経ビジネスに自分の考えをべらべら喋り、瀬戸氏は日経ビジネスで「経営の方針が異なっていたらスパって辞めるのがプロ経営者」と宣っていた

上記の投稿からも、瀬戸氏は経営の方針が異なっていてもスパっと辞めることなく、ゴネている様子がみてとれる。

77の投稿でDianhuoさんも
瀬戸氏がペルマについて、事実として売却できなかったのだし、すぐの売却は相当難しいだろうから、テコ入れせざるを得ないのだけど、「売ればよかった」「売却すべきだと書いた」という昔の話だけを蒸し返すのではなく、「過去、売れなかった」・「巨額の損が出た」・「今後もすぐには売れそうもない」という問題を踏まえて、どうやって取り組むのかというビジョンを示すことを求めている。

瀬戸氏は日本の監査基準及びIFRSの欠陥を利用し、合法ではあるかもしれないが道義上の問題がある11憶円もの年棒を得ていた可能性があると思う。