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>>788



感染防止のため社会や経済活動で非対面が主流となるなか、コミュニケーションロボットによる接客や教育が広がっている。リアルな会話を楽しむため人間の声を再現する技術を持つのがエーアイだ。

エーアイは入力した文字のテキストを音声として出力する音声合成技術を開発する。大人から子供まで男女17種類の声をデータベース化し、様々な文章を音声に転換するエンジンを提供する。機械的ではない自然な発話が強みであり、喜びや怒りなど感情も再現する。

音声合成技術は電話の自動応答システムやカーナビゲーションなどに利用され、ソフトバンクロボティクスのヒト型ロボット「ペッパー」など1200社が採用する。コロナ禍では、「オンライン研修などのeラーニングの音声で引き合いが増えている」(エーアイ)という。

製造現場では作業者同士の距離の確保など新たな課題が浮上している。人と一緒に作業できる協働ロボットに注目が集まる。

妙徳は協働ロボットの手となる吸盤型ロボットハンドを開発する。空気の力で吸い上げて対象物を吸着させる仕組みで、パンなどのやわらかいものでも形を崩さず運べる。手の役割となるパッドと対象物の間に隙間がある非接触型など様々なロボットハンドを手掛けており、アフターコロナでは「マスクや医薬品など衛生関連で非接触パッドの需要が高まる」(泉陽一取締役)と見込む。

ロボットの頭脳も進化をとげる。システム開発のセックは産業ロボットを遠隔操作するシステムを開発する。ロボットに設置したカメラの画像から人間が操作し、例えば箱の中に大量に入ったネジを1つだけ取り出して、部品に取り付けるといった作業も遠隔でできる。桜井伸太郎社長は「人間がしていた作業は全てロボットで完結できるようになる」と話す。

一方で株価はさえない。日経平均が回復基調にあるなか、菊池製作所の足元の株価は800円前後とコロナ前から3割程度安い。SBI証券の諸田利春氏は「直近の決算が振るわない企業が目立つ。業績回復に時間がかかるが、ロボットはポストコロナで重要性を増し、中長期では株価は上向くはずだ」と話す。

記事には 掲載ないが 産業ロボットの表に記載 全部で9社あるので
省略している

  • >>789

    ロボット開発で存在感
    清掃も教育も用途幅広く
    1676文字[有料会員限定]
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    人手不足や新型コロナウイルス禍による非接触需要の高まりを受け、人の仕事を代替するロボットが相次ぎ生まれている。製造現場だけでなく、清掃や教育など用途は幅広い。研究開発に小回りが利く中堅企業は現場の要望に合った技術やサービスで存在感を高めている。売上高100億円以下の中堅上場企業「NEXT1000」でロボットに関連する企業を紹介する。
    人けの無い深夜の羽田空港。床に落ちた細かいごみを拾いながら、床面に紫外線を照射し、消毒剤を噴霧する。一連の作業を縦横50~60センチ程度のロボットが黙々とこなしていた。人間がトイレ掃除に専念する間、ロボットが広大な床をきれいにする。ロボットが人を補佐する光景が当たり前になりつつある。

    ロボット開発のサイバーダインは清掃ロボット「CL02」を開発した。建物内部を一度走行すると、3Dカメラやセンサーで周囲の情報を取得し、人工知能(AI)が地図を作製する。8月時点で羽田空港に8台、成田空港に10台導入している。

    コロナ禍を受け、2月にウイルス対策機能の開発を始め、底面に紫外線照射ライトや、ロボット上部に消毒剤を噴霧する機器を追加した。山海嘉之社長は「ロボット開発のベースの技術があるから素早く対応できた」と振り返る。

    同社は装着型ロボット「HAL」から集めた人の生体情報と、自律移動ロボットによる空間情報をクラウド上で組み合わせる構想を練る。「掃除ロボットで空間情報を認知する技術を磨く」(山海社長)。清掃ロボットがエレベーターに乗って階を移動する技術の開発も進める。

    菊池製作所もコロナ禍を受けて除菌剤の噴霧ロボットの開発を始めた。飲食店などで使われる運搬ロボットを改良し、除菌剤を噴霧できるノズルを側面に取り付ける。

    顧客が開発した植物由来の除菌剤を使い、出資するスタートアップが開発したロボットから噴霧する。9月中をめどに発売し、病院やレストラン、オフィスの共用部などでの利用を見込む。