ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

(株)アサカ理研【5724】の掲示板 2016/12/31〜2017/08/21

攻防が続きますね、緊張しているでしょう。ここらで一息・・・お勉強を
時価総額が小さく、良い材料が多い成長性が期待される企業は、TOBなどによって企業買収される場合があります。
株式の50%以上を取得すると経営権が握れ、株式の3分の1以上を取得すると株主総会における特別決議の拒否権が得られます。
TOBでは、1株いくらで、何株を、いつまでに購入するということを公表し、不特定多数の株主から、市場を通さないで買い集めるため、株価は市場価格より高めに設定されることが多く、株価は高いほうにサヤ寄せされて急騰することになるが、TOBが終了したり、中止になった場合には抽選に外れた株券が市場で売却されるため、株価は急落することになります。
買い付け予定株数が、発行株数の100%に近く、TOB完了後に上場廃止になるケースではTOBに応じないと株式を売却する機会がなくなります。
買い受け予定株数が発行株数の100%以下では、TOBに応じても、抽選で外れる可能性もあるので、株式市場で売却することも考慮すべきです。(TOB期間中は買い付け価格に近い市場価格になっているはず)
企業経営者は敵対的な買収に対しては、必死に様々な防衛策を取ります。それらの防衛策の中には、既存株主にとって、ありがたくないものもあります。例えば、買収される前に技術や資産を売却し企業価値を下げる焦土作戦など。
最良の防衛策はROEを高めたり、時価総額を大きくしたりして、株主を優遇し買収を仕掛けにくくすることです。
以上、老婆心です。