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〔NY金〕3日ぶり反落(14日)
 【ニューヨーク時事】14日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、英国による欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」がひとまず回避されたことを受け、「質への逃避」目的で買い進まれていた金塊に利食い売りが台頭、3日ぶりに反落した。中心限月4月物の清算値は前日比14.20ドル(1.08%)安の1オンス=1295.10ドル。
 英議会下院は米東部時間13日午後、欧州連合(EU)から何の取り決めもなく離脱する「合意なき離脱」を拒否する決議案を可決。これを受け、経済や社会に大きな混乱が生じるとの懸念を背景に買いを集めていた金塊は利食い売りに押され、14日朝には一時1292.50ドルの安値を付けた。
 朝方以降も欧州株が軒並み上昇し、外国為替市場でドルがユーロに対して反発する中、ドル建てで取引される金塊は割高感から軟調に推移。ただ、英議会はこの日、さらに離脱期限延期の可否を問う採決を予定しているほか、メイ首相が2度否決された離脱案の議会承認を改めて目指す方針を明らかにしたことなどから、あと再び様子見姿勢が広がった。また、貿易摩擦解消に向けた米中首脳会談が早くても4月になる公算が大きいとの報道も、交渉長期化に対する警戒感を強め、金相場を下支えした。
 金塊現物相場は午後1時半現在、13.450ドル安の1295.545ドル。(2019/03/15-03:28)