ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

三井金属【5706】の掲示板 2017/05/16〜2017/08/01

EVは銅を3倍使うって
超有望ではないか


丸紅、チリ銅鉱山の生産開始 EV普及で需要見込む
2017/7/29 18:23

 【アントファガスタ(チリ北部)=外山尚之】丸紅は28日、銅大手の英アントファガスタと共同でチリ北部アントコヤ銅鉱山の開山式を開いた。丸紅は30%の権益を保有しており、銅の権益量は2割増える。総合商社は近年の銅価格低迷を受け相次ぎ減損損失を計上したが、足元の銅価格は回復傾向にある。中長期的な銅価格の上昇を見据え、低迷していた投資機運が戻りつつある。

 アントコヤ鉱山の銅地金の生産能力は年産8万6000トンで、丸紅は出資比率に応じ30%分を引き取る。丸紅が参画する5つめの銅鉱山となり、銅権益の持ち分量は2割増加し15万トンとなる。

 丸紅は銅鉱山に積極的に投資しており、銅価格が1トン7000ドルを超えた10年以降、毎年100億円以上の純利益を稼いだ。一方、近年は価格急落で巨額の減損を計上するなど、業績不振の一因となった。

 アントコヤ鉱山への総投資額は10億ドル(約1100億円)。足元の銅価格は6300ドルと直近の底値である昨年1月から約4割上昇しているが、投資を決めた11年に比べ依然として低い水準だ。既存鉱山との生産設備の共用などに伴う生産性の向上でアントコヤ鉱山は「4000ドル台に下落しても採算は合う」というが、かつてのような高収益実現には一層の価格上昇が欠かせない。

 丸紅の朝田照男会長は開山式で「銅は日本の電気・自動車産業に必須であり、チリの銅鉱山は価格競争力がある」として既存鉱山の拡張を念頭に増産投資を続ける方針を明らかにした。

 銅鉱山は採算性の高い新規案件が減少傾向にあり、供給制約が生じつつある。ガソリン車に比べ3倍以上の銅を使用する電気自動車(EV)の普及やアジアのインフラ開発で銅の需要は増加する見通し。相場も回復基調にあることから、三菱商事がペルーで新たな銅鉱山の事業化に向けた調査を進めるなど開発機運が再び高まりつつある。