日本製鉄(株)【5401】の掲示板 2022/08/11〜2022/08/18
-
>>482
高炉の利益率って他の産業に比べるとめちゃくちゃ低かった。典型的な薄利多売産業だったと思う。その根本に高炉は止められないから量を追いかける、結果として売値は叩かれる。
その鉄鋼が量を意図的に絞り利益優先の価格見直しを始めた。
22年度の数字は信じられないくらいのもの。営業利益率で12%もあった。
6000億を出し続けるとなると7%。 これでもそもそも利益率の低い鉄鋼ではすごい数字。付加価値品や合理化もあるだろうがやっぱりスプレッドが大きくなっているのだと思う。
量は高炉の比ではないが鉄鋼業種の利益率でいつもトップにいる丸一鋼管は昨年度16%。30年以上すごい会社だな〜と思って過去みてきたが決して販売価格が高いわけではなかった。
どうやって安い材料で鋼管を作るか、海外材の利用もすごく量を拡大してボリュームデスカウントで材料価格を抑える。今後はどうだろう。材料が上がれば利益率は抑えられる。
一方で
高炉は利益率が低すぎた。営業利益率は17年度で2.4%。18年度で3.2%、19年度4.3%、これでもすごかった。
コロナショックの赤字は別として過去の黒字は1〜2%というのが多く、これではいつ赤字になってもおかしくない。そこらのスーパー並みの薄利多売企業体であった。
今後6000億が当たり前の利益になれば7%。やっと普通の会社になろうとしている。スプレッドの最大は販売価格と確信、その上でこう付加価値品の追求、合理化の努力が今の日鉄のを作り上げていると思う。この体質をキープしつつ世界を見据えて量を増やす。短期の株価は別として、どうみても将来は明るい。 -
>>482
そうですね。損益分岐点が下がっていることです。
mku***** 2022年8月17日 20:04
1,石油ショック後、日本の素材産業は、競争力を失いました。
鉄鋼業も、年産1億トンで、数量は増えていません。
この間、中国の鉄鋼業は7億トンまで生産量を増やしています。
日本の鉄鋼業は、合従連衡をすすめ、カルテルが進んだ、
古い高炉を廃棄して、コスト削減に努めた等で、息を
吹き返しつつあるのかもしれません。
ただ、少し前まで赤字だったのが、急に、多額の利益が
でるようになったのが、よく分かりません。
*決算短信読んでも、よく分からないのですが、要は、高炉を
廃棄し、人員整理して、損益分岐点を下げたのでしょうか?