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クニミネ工業(株)【5388】の掲示板 2019/12/19〜2020/04/08

ただ、ここは冷静に考えるべきでしょう。上述した最新の感染者数、死者数から計算される致死率は2.2%(今後変動する可能性は残ります)で、季節性インフルエンザの0.1%よりは高いものの、SARSの10%弱、MERS(中東呼吸症候群)の34%よりは低いようです。また死者の多くが高齢者や糖尿病患者をはじめ健康状態の悪い人が中心であり、健康な人の致死率はさらに下がると推測されます。また、潜伏期間に知らず知らずのうちに感染が拡大しているリスクが大きいことになりますが、武漢市が市民の移動禁止を始めた1/23(木)から10日後は2/2(日)で、中国政府が新たな春節休暇終了の日として定めた日になっています。したがって、2月に入ると感染が減速する可能性が出てきます。
ぴったり同じと考えることはできないかもしれませんが、新型肺炎の感染について、その季節特性については、インフルエンザの例が参考になりそうです。インフルエンザの感染は平均的に、日本では1月頃がピークになりやすいというデータがあります。やはり、寒くて乾燥しやすい冬は、ウイルスが浮遊しやすいようです。東京の1月の平均最高気温が10度、最低気温が2度なのに対し、武漢市の1月は同最高が8度、最低が0度とむしろ寒く、それでいて晴れの日が多いようで、東京よりもウイルスに感染しやすいと言えるかもしれません。
中国中央部のやや内陸に入った土地柄か、2月以降の平均気温は東京よりも高くなる傾向があります。すなわち、新型肺炎も、仮に武漢市を中心に考えるならば、1月頃がピークになりやすく、2月以降は季節的に小康状態に向かいやすいと推測されます。したがって、今回の新型肺炎騒動は中国の春節休暇の間がピークになるかもしれません。
ちなみに、中国市場にリスクを取っている投資家が、これだけ騒ぎが大きくなっている春節休暇中、何もリスクヘッジをしないでしょうか。むしろ、多くの投資手段を有しているほど、様々な方法でリスクヘッジを取っていると考えるべきでしょう。このため、東京株式市場がそのリスクヘッジの対象となり、株価の下げが加速した可能性はゼロではないと思います。世界中、ボーダレスに、常に取引できる為替市場はすでに落ち着きを取り戻しています。このため、東京株式市場も2月第1週を陰の極として反発しやすくなるように思われます。