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(株)ノザワ【5237】の掲示板 2015/04/29〜2019/05/13

新日鉄住金など鉄鋼大手、減産緩和に動く-10月以降の需要回復見込み通常操業も
掲載日 2015年07月31日

 鉄鋼大手が相次いで減産の緩和に動く。主要な需要先である自動車や建設業界向けを中心に10月以降、需要の回復を見込むため。4月から1割減産に入っている新日鉄住金は7―9月期中に減産を5%まで緩め、2015年度いっぱいはこれ以上のレベルの減産を行わない想定。同じく4―5%の減産に入っているJFEスチールも8―9月から徐々に減産を緩め、10月以降で通常操業に戻す。

 新日鉄住金の15年4―6月期の粗鋼生産量(単独ベース)は1031万トンで、前年同期比9%減った。7―9月期は1090万トンまで戻す。「最も合理的で経済的生産水準に比べると、5%くらい少ない」(太田克彦副社長)レベルだが、10月以降は自動車や建材、設備投資の増加などに伴う需要を見込む。「最低限7―9月期の水準を維持しながら、どこかの時期でさらに戻るかもしれないため、準備はしておく」(同)構え。
 JFEの4―6月期の粗鋼生産量(同)は同8%減の654万トン。7―9月期の計画は700万トンで1―3月期の水準に戻る。さらに「下期は1450万トンを見込んでおり、四半期なら平均725万トン。従来より高い水準だ。国内では大型物件もあり、量は増やせる」(岡田伸一JFEホールディングス副社長)と自信をみせており、下半期対比では前年を4%上回る。
 神戸製鋼所も4―6月期に需要が低迷するのを見越し、この時期に集中して設備の定期修繕を実施した。修繕後は順次、操業を再開し、7月以降は稼働率9割前後の高い生産水準に移行している。
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150731aaav.html