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iPSで脊髄損傷治療、慶大が承認へ 来夏にも臨床研究

世界で初めてiPS細胞から神経のもとになる細胞をつくり、重い脊髄(せきずい)損傷の患者に移植する、
慶応大のグループの臨床研究について、再生医療を審査する学内の委員会は13日、計画を検討した。
大きな異論はなく、大筋で承認される見通しになった。承認後グループは計画を国に申請する。

 厚生労働省の専門部会で認められ、順調に進めば来夏にも臨床研究が始まる。 事故などで国内で
毎年約5千人が脊髄損傷になり、患者は10万人以上いるとされる。脳からの命令を神経に伝えることが出来ず、
手足が動かせなくなったり、感覚がまひしたりする。現在は損傷した部位を完全に修復する治療法はない。

 計画しているのは岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科学)らのグループ。
京都大iPS細胞研究所から提供されたiPS細胞を、神経のもとになる細胞に変化させる。
200万個の細胞を患者の脊髄の損傷部に注入し、脳からの信号を伝える組織を作ることで、
運動機能や知覚の回復を目指す。

 岡野教授らは脊髄を損傷した小型サルの一種マーモセットに、ヒトのiPS細胞からつくった細胞を移植し、
歩けるよう回復させることに成功している。

iPS細胞を使う脊髄損傷の治療のイメージ
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20181113004814_comm.jpg
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ソース 朝日新聞デジタル 11/13 21:28
https://www.asahi.com/articles/ASLCF62CDLCFULBJ02W.html