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アンジェスもタカラも停滞しているが、情勢はそろそろ火がつきそうな気配だ。
中国がいち早くワクチン投与を開始すると発表した。安部首相は英米の製薬企業
に、年内にもワクチンを分けてもらえるように交渉していることを明らかにした。
なぜ英米と中国のワクチン開発が早いのか、その原因を日本のメディアはまったく
報道しないため、読み手にはフラストレーションが溜まる。アンジェス創業者の森下先生
が、「新型コロナの正体 日本はワクチン戦争に勝てるか」で説明している。

①なぜ英米中の動きが早いのかというと、軍がバイオテロ対策のために研究開発
体制を敷いてきたからだ。国から潤沢な資金が毎年出ていて、その蓄積がある。
②アメリカ軍には、「未知のウイルスが出てきたから、御社で同じものを作って
くれ」と依頼するシステムがある。そのための製造ラインが国防予算でずっと維持
されていて、今回もそれが生きた。中国は軍が全面的にバックアップしてワクチン
開発を強力に推し進めている。
③では日本の自衛隊はバックアップしているのか?答えは否だ。日本には軍事と
いう視点がないため、民間企業が一から作らなければならない。そのため余計に
時間がかかっている。  

4-5月にかけて、コロナの流行で米空母は4隻とも稼働不能に陥った。フランス
空母も同様だ。南・東シナ海で何か起きても、駆けつけることのできる空母は1隻
もなかった。あえて言うと中国の空母「遼寧」だけ。これを中国が絶好のチャンス
だと考えても何の不思議もない。

中国海軍は活動を活発化させて、尖閣諸島に侵入して日本の漁船を追い回し、沖縄
本島と宮古島の間を抜けて、太平洋に出る動きを繰り返している。中国海軍が太平
洋に出て自由に活動しようとすると、いちばん目障りで邪魔になるのが沖縄の米軍
なのだ。こういう状況を森下先生は、「中国がいち早くワクチン開発を完成させた
タイミングが最も危険だ」と同書で指摘している。