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タカラバイオ(株)【4974】の掲示板 〜2015/04/27

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una 強く買いたい 2013年5月12日 10:47

RNA分解酵素MazFを用いたエイズ遺伝子治療法に関する非臨床試験
(有効性・安全性試験)の結果が海外学術誌Human Gene Therapy Methodsに掲載

タカラバイオ株式会社と鹿児島大学大学院医歯学総合研究科・難治ウイルス病態制御研究センターとは、RNA分解酵素MazFを用いたエイズ遺伝子治療法に関する有効性、安全性評価のための培養細胞を用いた非臨床試験を共同で実施してきました。その成果が、学術誌Human Gene Therapy Methods オンライン版(http://online.liebertpub.com/doi/abs/10.1089/hgtb.2012.131)に掲載されましたのでお知らせします。論文のタイトルや研究成果は以下です。


1. タイトル
「Sustained inhibition of HIV-1 replication by conditional expression of the E. coli-derived endoribonuclease MazF in CD4+ T cells」
(RNA分解酵素MazF遺伝子を導入したCD4陽性T細胞における持続的なエイズウイルス(HIV-1)複製の抑制)


2. MazFの有効性について
MazF遺伝子導入細胞は、多剤耐性臨床分離株を含む様々なタイプのHIV-1の複製を抑制します。今回の試験ではMazF遺伝子を導入したヒトCD4陽性T細胞をHIV-1存在下で200日間の培養を実施しました。その結果、培養期間中、MazF遺伝子導入細胞では、対象としたCD4陽性T細胞(MazF遺伝子を導入していない細胞)と比較して有為にHIV-1の産生を抑制し、かつ200日という長期間でも、MazFに対して抵抗性を持った耐性ウイルスの出現も認められませんでした。


3. MazFの安全性について
MazF遺伝子を導入したヒトCD4陽性T細胞にHIV-1を感染し、6日間培養し、遺伝子導入細胞の機能を調べました。HIV-1感染に伴い、MazFタンパク質が発現しましたが、88種類のT細胞シグナル伝達に関連する遺伝子の発現には全く変動がなく、細胞のサイトカイン産生能も正常であり、MazF発現システムの安全性が示されました。





この件に関するお問い合わせ先 : タカラバイオ株式会社 事業開発部
       Tel 077-543-7212