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【 アビガンを妄信する人が知らない不都合な真実 】
東洋経済オンライン

 いま行われている観察研究とは、希望する患者に投与して経過を見るもので、これでは有効性の判断はできません。
 薬を飲んでみ『た』、治っ『た』、だからこの薬は効い『た』んだと考えるのは、『3た』の論理と言って、雨乞いでもイワシの頭でも成立する話です。
 薬の有効性を確かめるためにはプラセボ(偽薬)を飲んでもらう対照群を置かないと。
 しかも誰にプラセボが投与されたかは医者にもわからない二重盲検が必要です。