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最後の3文節、お茶を濁しパクられたことはこれっぽちも書かれてない。
安倍政権の闇は続く!

●「アビガン」国内生産の富士フイルム、それでも世界に分散へ
竹居 智久
日経ビジネス副編集長
2020年7月29日 有料会員限定
略)
 7月に月産10万人分まで生産量を増やした富士フイルムは、9月から月産30万人分に引き上げる予定だ。デンカが製造したマロン酸ジエチルを調達し、国内の拠点で各工程を実行する。中国の企業が製造した中間体を輸入していた以前とは大きく異なる生産体制となった。

 それでも岡田氏は「何でも国内に置くべきだとは思わない。世界全体で供給網をつなげていく必要がある」と話す。富士フイルム富山化学は6月30日、インドの製薬大手ドクター・レディーズ・ラボラトリーズに対して海外でのアビガンの開発・製造・販売権を供与する契約を結んだ。「ドクター・レディーズはインドや北中米に工場を持つ。日本で供給網をつくった我々と互いに融通していくのが生産の分散やリスクの分散の観点から見て得策だ」(岡田氏)と判断した。原材料のマロン酸ジエチルも、デンカだけでなく引き続き中国企業からも調達している。

 「医薬関係の原材料はかなり中国に移ってしまった。国内ではコスト的に合わないからだ。それを国内に戻すのは、経済合理性を考える企業だけではできない。国内でつくらなければいけないものを国が戦略的に定義していく必要がある」(岡田氏)。アビガン生産に関連する設備投資に経済産業省が補助金を設けたことで国内供給網の整備が順調に進んだ側面もある。国主導でアビガン生産の「国内回帰」に挑んだ富士フイルム富山化学の姿は、製造業におけるリスクと経済合理性のバランスの取り方の難しさを物語っている。