ここから本文です

親から大事にされて育った孝男は、毎年、誕生日を近所の同級生の友達を呼んでお祝いしてもらっていた。

それに引き換へみきさんは、誕生日が、年末ということもあり、又、周りの人の忙しさの為、祝ってもらった事は無かった。

そんなみきさんを連れて、今、小学校の校庭にたたずんでいた。 みきちゃん、ぼくが、お祝いしてあげる。と言うと、地

面に、みき九歳と大きく書いた。 そして、みきちゃんに、僕と大人に成ったら結婚してくださいと、真剣にお願いした。

みきちゃんは、嬉しそうな顔をして僕に、『・・・・・・・』と約束した。― 孝男、九歳の時― より。