楽天グループ(株)【4755】の掲示板 2020/03/31〜2020/04/03

政府がマスク二枚を各世帯に送ってくれることがそんなに嘲笑の対象になるのか。

マスクの効能云々については確固とした結論はいまだに出ていない。使用の仕方、データのとり方で効能の判断は違ってくる。世に出回っている薄い使い捨てマスクも感染者からの飛沫感染を防ぐという意味では万全ではない。布マスクの方が分厚いぶん飛沫が滞留している時間も長くその点ではいいと言える部分もある。すなわち一概には言えない。一方自身がもし不顕性感染者で他者への飛沫による感染を防ぐという意味ならばこれは紙だろうが布だろうが一定の効果がある。布マスクは管理によっては不潔になるのは使い捨てマスクも同様だ。使い捨てマスクも何度も利用している人間はい山ほどいる。ないよりあったほうがいい。もらえるだけありがたい。自分は感謝していただく。

また日本医師会の緊急事態宣言を促すような声明を持ち上げ、そしてこれを出さない政府を一方的に批判する風潮に関しても一言。まず現場で今新型コロナと不眠不休の戦いをしている医師たちには心からの敬意とねぎらいの言葉をかけたいと思う。しかしそのことと日本医師会の声明に対する評価は一致しない。まず日本医師会は大雑把に言えば開業医の集まりの一面が大きく、その代議員は65歳以上のジイサンたちが大半を占めている。よってこの声明がコロナの現場で必死になって働いている「若い勤務医」の意見を正しく反映しているものとは限らない。

また日本医師会は政府の進めてきた医療改革政策にことごとく反対してきた歴史がある。たとえば家庭医制度や最近ならオンライン診療など。彼らが唐突な声明を出した時にはその内容を慎重に精査する必要があると自分などは常に思っている。政府のコロナ対策はいまのところ上手くいっている。日本とイタリアでは病院の数、人口あたりの病床数（４倍）、緊急病床数、医療予算などが比較にならないくらい違う。緊急事態宣言が出されても公務員や病院の収入はさほど減らないだろうが、経済全体はがた落ちになうる。自動車メーカーなどはもうそうなっている。政治は全体を見て決断しなければならない。日本医師会の声明は一つの見解にすぎない。