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アスファルトに先高観 輸入量4割減、中国に流出
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道路舗装材のアスファルトに先高観が強まっている。内需の3割を占める輸入品が中国に流れ、輸入量が4割減った上に単価も上昇したためだ。新型コロナウイルス禍で国内生産が減る一方、道路の補修需要は底堅く、調達が難しくなりつつある。需要最盛期を控え、卸各社は輸入単価や配送費の上昇などコスト増加分を販売価格に転嫁する姿勢を強めている。
指標となるストレート品(東京地区、需要家渡し)の取引価格は現在、1トン7万4千円前後。大口向けでは6万5千円程度の取引もあるようだ。需要が盛り上がる11月~翌年3月を控え、大手道路舗装会社の調達担当者は「タイムリーな仕入れが難しくなってきた」と漏らす。原油急落を映して下落したアスファルトは、原油相場の回復に連動して5月を底に2割ほど値上がりした。ここに来て急速な需給の逼迫を手掛かりに、コスト高を転嫁しようと1トン3千~5千円程度の値上げを求める卸業者が増えてきた。