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社長の言葉です。あやしすぎる

部下は仕事に集中、新規事業はトップが考える

 サービスの向上だけでなく、新規顧客の獲得もまた、重要な経営課題です。ただ、新規事業について、私は部下に考えさせようとは思っていません。現場の提案を次々に採用して成長する企業のビジネスモデルとは真逆を行く経営です。現場から何が起こっているかを聞いて、新規事業は私自身が考えます。部下には、自分が持つ仕事に集中してほしいのです。それに加えて新しいことも提案してもらい、トップは判断するだけではダメ。雑用というと言葉が悪いですが、部下には今の仕事と違うことを考える時間を極力省いてもらい、集中して自分の仕事の質を高めてもらいたい。

 「今期、どのようなことをされましたか」とよく聞かれますが、その年に何をしたかは本流ではありません。経営者は5年後、10年後を見据えてあらゆる手立てを考える。つまり、5年前や10年前に仕込んだ種が花開き、実をつけているわけです。今年の成果は、5年以上前に考えたことなのです。

 少子高齢化で学習塾業界は厳しい状況にあるのは間違いありません。ただ、まだ掘り起こしていない需要はたくさんあります。業界の常識や慣習にとらわれていて、顧客のニーズをうまくくみ取れていない。業界の常識を破れば、そこに潜在顧客は必ずいます。私はリソーのトップとして、それを証明し続けていきたいです。

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