ここから本文です

>>989

こういった証明のしようがない、悪魔の証明のようなものは基本無視なんですが、ご要望ということなので私見を書きます。

まず、ペプチドリームの契約金が安いかどうかについてですが、決して安い買い物ではないですよ。

昨今、薬の開発費が数千億円かかると言われています。ペプチドリームとの1プロジェクトの契約金や研究開発支援金をどれくらい払っているか詳細はわかりませんが、製薬企業にとって決して安い買い物ではありません。あるターゲットに対する低分子や抗体などの候補物質の探索技術は当然のことながらどこの製薬企業も持っています。それにもかかわらず、PDPSに有効性を見出して契約するのです。さらに言えば、臨床試験などは全部製薬会社持ちです。すなわち、開発費で大半を占めるところにペプチドリームは関与しません。ある意味、ペプチドリームにとって虫のいい契約になっています。私は、高いお金を払って、その技術を用いて探索を試みようしている企業の多さに、PDPSの技術的な高さを実感しています。

他のメーカーが契約しないかについては、他のメーカーに聞けば良いのではないでしょうか。まず、必要条件として、将来的に非常に面白そうなターゲットを持ち、そのターゲットに対する候補物質を見つけるのに苦労していることがあげられます。さらに、契約金等を払ってでもそのターゲットに対する候補物質を見つけたいと思えるぐらいのデーターを持ち合わせていることが必須でしょう。現状では、武田のようなところは自社開発と言うよりはある程度開発が進んだ製品のパテントを買ったり、ベンチャー企業を購入という方向性です。しっかりとした自社開発品を持つ、塩野義や第一三共と契約ができているところに何らかの相関があると思っています。

ファイザーの件について話す前に、もう一度おさらいをします。PDPSの非独占使用しているところ以外はプロジェクト毎の契約です。これは1つのターゲットに対して1つのプロジェクトです。
これを踏まえた上で、ファイザーとの契約はCovX-body抗体と呼ばれるものに、実際のタンパクと結合する特殊環状ペプチドを見つけて、抗体医薬として開発しようというものです。今後期待しているクレオとの開発プロジェクトと非常に似ています。で、ファイザーがCovX-body抗体のプロジェクト自体を放棄したので、契約が取りやめとなりました。解消に至った経緯そのものはすごく単純です。CovX-body抗体そのものに将来性を見いだせなかったからです。契約解消そのものに、PDPSの有効性は関係ないものです。
その後なぜ再契約をしないかについてはファイザーに聞かなければわかりません。ファイザーも買収買収で大きくなっていることが関係するかも知れません。PDPSを必要とするターゲットが見つかっていないことが原因かも知れません。あなたの言うように、PDPSがひどい代物かも知れません。

でも、あなたの言葉よりも、PDPSを使用している企業との実績を私は信用します。BMSのように、高いお金を払って、虫のいい契約を長年にわたって継続している実績、着日にプロジェクト数を延ばしている実績の方が信頼できます。もし、PDPSがひどい代物であれば、契約を打ち切ってはいおしまいです。

あと、創薬は非常に長期間にわたる事業です。1つずつ着実にデーターを積み上げなければ、すべてがぽしゃってしまいます。こういった作業をする上で途中に信頼を置けないものが入ったら、数千億円もかかる次の事業をすすめていけますか?信頼がおけなければ即終了で、再契約には至らないでしょう。

以上です。

返信をつけても、悪魔の証明のようなものには書き込みしませんからね。書き込みしてもお金もらえないサラリーマンですから。