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投げてもらったほうが後々いいんです。

「もう何もかも嫌になった
 ああもう全部やめだ
 カルナにしがみついている価値はない
 そもそも前から気に食わなかった
 イライラすんのは割にあわない
 辛酸なめる日々の逆境
 夢が重荷になってりゃ世話ねぇ

 投げろ投げろ全部投げろ
 これまで積み上げたガラクタも
 そいつを大事にしていた僕も
 奇跡にすがる浅ましさも
 雨にも負けて風にも負けて
 雪にも夏の暑さにも負けて

 それでも相場ってやつには
 負ける訳にはいかない
 一人立ち尽くす
 そこはまるで焼け野原

 中略

 問題は僕らがどこまで行けるかって事
 僕らがいつまで戦い続けるかという事

 僕の場合は逃げ出したいから
 なのに今も戦っているよ
 それでいいだろう」

逃避行、ワンルーム叙事詩より