カルナバイオサイエンス(株)【4572】の掲示板 2018/05/08〜2018/06/03

同社が国立がん研究センター研究員の山田哲司氏らとの共同研究を行っているWntシグナル阻害薬(TNIK阻害薬)につ いて、同社はパイプライン表を見直し、従来2つのプログラム(NCB-0846およびNCB-0594)としていたものをWntシグ ナル阻害薬として表示している。その背景としては、NCB-0846およびNCB-0594においてWntシグナル阻害の効果が確認 されているが、最近になってWntシグナル阻害薬はがん幹細胞だけでなく、がん免疫療法での応用の可能性も考えられる ようになってきたことから、これらをリファレンス化合物として、一度ディスカバリー段階に戻して腰を据えて行い、本 当に革新的で効果の高い薬剤に仕上げてから前臨床試験、臨床試験にステージアップさせたいと考えているとしている。 同社はがん幹細胞への効果に加えて、がん免疫療法での効果を併せ持った、さらに革新的で効果の高い新規抗がん剤の開 発を目指して引き続き研究開発を進めていく。